こんにちは。
もうずいぶん前の事になりますが、私は突然指が引っかかってしまう「ロッキングフィンガー」という病気になって手術をした事があります。
ロッキングフィンガーは結構珍しい病気のようで、手の専門家の先生から手術をしてもらいました。
本日の記事ではロッキングフィンガーの手術をした時の様子や手術費用、対処法などを書いていきたいと思います。
ロッキングフィンガーになったきっかけと手術費用
ある日洋服を着替えようと部屋着を脱ごうとした瞬間、指が何かに引っかかる感じがしたんです。
手を見てみると右手人差し指が何かに引っかかってる？？え？？って感覚でした。
人差し指で人を差してる時の形のままそれ以上指が上に行かないのです。
無理やり反らそうとすると激痛が走ります。
何とかしようと左手で人差し指を掴み、グリグリグリっと回すと何か筋が外れたように元に戻りました。
だけど何かの拍子にまた引っかかるので、引っかかる→回して元に戻すという事を繰り返していました。
でも生活にかなり支障が出るのでこれは大変と整形外科へ行き、手の専門で有名な先生に診てもらいました。
そこで下された病名が「ロッキングフィンガー」だったんです。
ロッキングフィンガーは原因はなく、突然なる病気だそうです。
これは人差し指の第一関節の横の骨が出てきてそこに人差し指の内部で何かが引っかかってるようで、骨を削るしかないと言われました。
怖かったけど手術を受ける事にしました。
治療費は保険適用３割負担で７０００円を少し超えるくらいの料金でした。
手術当日
手術は大人になって初めて受けるので当日は怖くてたまりませんでした。
手術台に乗り、パって電気が付く様子はよくドラマで観る感じだ！って怖いながらも思っていました。
そして横向きの体制にされ、右手だけを台の上に置いて青いシートを顔周りぎりぎりまでかぶせられます。
私は手術の様子を見たかったんですけど、流血するので刺激が強くて見せられないのか分かりませんが隠されて見れませんでした。
麻酔を何本か打ち（チクっとした痛み）、みるみるうちに麻酔が効いてきました。
人差し指の第一関節の横辺りをメスで２センチくらい切るのですが、血を一時止めるために腕の付け根に堅い輪っかを付けられてぎゅ～～っと絞られました。
絞られた瞬間から痛みが生じてましたが我慢してました。
手術中はゴリゴリっと骨の音だけが響き、気持ち悪い感覚があるものの、切ってる痛みは全く感じませんでした。
問題は血を止めるために縛った腕・・・
これがほんっとにキツくて・・・
３０分以上ぎゅ～っと強く掴まれてる感じなので頭が朦朧として冷や汗が出てきて、もう少しでギブアップする！という所で手術終了しました。
終わった後に手の手術跡を見ると包帯グルグル巻きにしてありました。
手術の所要時間
手術室へ入ってから出るまでは多分１時間弱だったと思います。
麻酔し終わって手術が始まった時点からは約３０分ほどで終わりました。
そして帰宅。無事に終わってホッとしましたが腕の痛みだけは少し続きました。
手術後の手の痛みは麻酔が取れても痛み止めを先に飲んでいたのでそこまで痛みは出なかったです。
手術後のお風呂の入り方や過ごし方
包帯グルグルではお風呂に入りにくいので包帯が濡れないようにキッチン袋を右手にすっぽり被せて手首辺りを輪ゴムで留めて入りました。
そして左手だけで髪の毛も体も全て洗います（出来れば泡で出てくるものが良い）
２週間そのお風呂の入り方で過ごしました。
もちろん仕事は休めないので普通鉛筆を持つ時は人差し指と中指で持ちますが、中指と薬指で鉛筆やボールペンを持ってゆっくりながらも書いて仕事をしていました。
包帯が取れる日
二週間後、いよいよ包帯を取りに病院へ行きました。
私はてっきり簡易麻酔をして取るのかと思いきや先生は何もせずに糸をぴっと引き抜き始めました。
多少は痛かったけど耐えられないほどではなかったです。
これはだいぶ経ってるので分かりにくいですが、人差し指の付け根の真ん中に線が入っているのが分かりますか？
そこが手術後です。
糸を取った後は手を固定する器具を付けて仕事してました。
包帯を取ってから家で手を洗うとゴッソリ手垢がボロボロ出てきました。
まるで韓国アカスリみたいな感じで皮が一枚剥げるんじゃないかっていうくらい出てきました。
２周間も洗わないと人間の体ってこうなるんだなって思いました^^;
そして再発
手術後半年くらい経ったある日の仕事の残業の日、何気なく物を持った拍子に突然またあの嫌な感覚が・・・
再発しました。
また指が動かなくなったのです。
再び病院へ行くと手術の時骨を切る量が少なかったんだろうとの事。
悪いので治療は患者負担はなしでもう一度手術と言われました。
お金もだけどあのキツかった手術をまた？と思ったらショックでショックで・・・
だけど手術するしかないと言われたので再び同じ手術をしました。
２回の手術その後
幸いな事に２回手術をした後は再発は起きていません。
でも何か書いてる時やパソコンを打ってる時にふと引っかかるような気がして怖いです。
今でも細心の注意をしながら生活しています。
本日の記事ではロッキングフィンガーになった時の手術の様子を書いてみました。
決してよくある病気ではないのですが、もし手の骨が何かに引っかかるなと思う方がいれば手術はこんな感じだという事が参考になれば幸いです。
