こんにちは。

5月9日(火)放送の「あさチャン」の「あさトク」のコーナーで、岡山で作られている皮まで食べられる「もんげーバナナ」の特集をしていました。

「もんげーバナナ」の「もんげー」とは「すごい」という意味だそうです。



 

「もんげーバナナ」とは?

もんげーバナナ

日本人が1年間で食べるバナナの平均は約27本(6キロ)で、フルーツの中では1位です。

皆が大好きなバナナですが、その未来を変えるかもしれない新顔バナナがあります。

それが岡山限定で販売されている「もんげーバナナ」です。

1本648円(税込)とお高いですが飛ぶように売れているようです。

お客さんは、

・高くて最初は興味本位で買ったけど味が忘れられない

・甘くておいしい

・日本の味

中には10本購入する方もいらっしゃいました。

「もんげーバナナ」は岡山産まれの岡山育ちでメイドインジャパンのバナナなんです。

岡山県笠岡市の農園で作られていてそこに「もんげーバナナ」の生みの親の田中節三(68)さんがいます。

冬には氷点下になる岡山で熱帯のバナナを安定的に作る事に成功しました。

 

なぜ日本でバナナを?

田中さんは「とりあえずバナナが食べたい、ただそれだけですね。私達が小さい頃は病気になるとかお祝いとかそういう時にしかバナナは一般の人は食べてなかった」

少年時代の夢は「バナナをお腹いっぱい食べる事」だったそうです。

しかし、農業経験一切なしの田中さんなので40年前から始めたバナナ作りは苦悩の連続でした。

庭先にバナナを植え、熱帯の気温を再現する事から始めました。

電気ストーブを5つくらい付けてやったこともありますがうまくいかなかったそうです。

そしてある日「ソテツの化石」を見た時に、バナナの木をあえて凍らせたら必死に生き延びようとするのではないかとひらめきました!

田中さんは失敗を恐れずにバナナの苗を凍結する事にしました。

詳しくは秘密だそうですが、苗の一部を切り取り液体に付けて冷凍庫へ入れる実験を繰り返しました。

そして20年間ひたすら実験を続け、ついにバナナの露地栽培に成功!

バナナというのは氷河期を何回もくぐってきてるから一旦氷河期の状態に戻してそこから植え直してみたらどうかという事でやってみたらうまくいったそうです。

スポンサーリンク

 

「もんげーバナナ」の味は?

普通のバナナと全く味が違います。

粘っこく香りが違い、甘さも高度計で図ると普通のバナナが18度なのに対し、もんげーバナナは25度でかなり甘いようですね。

しかもこの国産バナナは無農薬!!

皮自体も薄いので皮までまるごと食べられちゃいます!

バナナは通常苗を植えてから収穫まで1年半~2年掛かると言われていますが、もんげーバナナは苗を植えて約半年で実が付き、その三ヶ月後には収穫出来るそうです。

バナナの遺伝子が持つ氷河期の記憶を呼び戻し、生き抜く力を刺激する栽培を「凍結解凍覚醒法」と言います。

心配されるバナナの病気

バナナの病気というのは近年世界的で大流行している「新パナバ病」です。

根から入り込んだ菌が元で、バナナの木を枯らすものです。

これによりフィリピンからのバナナの輸入量が120万トンから87万トンにまで減少しました。

99%輸入に頼る日本では将来食卓からバナナが消えると危ぶまれていましたが、幸いな事に湿度が低い日本では病原菌が生きられないため今のところ日本のバナナが「新パナバ病」に掛かる心配はないとの事です。

田中さんは、

「このバナナは「新パナバ病」が繁殖出来ない地域で栽培できるので、将来は日本の寒い所で作ったバナナがフィリピンとか東南アジアに輸出される時代が必ず来る」

と言っています。

皮ごと食べられる甘い国産のバナナはスイーツ店からも大人気だそうです!

スタジオで試食していましたが、皮がふにゃふにゃかと思ったら「フキ」のような感触でパリパリシャキッなのだそうです・笑

皆さんかなりおいしいと言っていました!

皮ごと食べられちゃうなんて想像したこともなかったですけど食べてみたくなっちゃいますね^^

「もんげーバナナ」は岡山天満屋(岡山市北区)の店頭のみで購入出来るようです。

岡山天満屋

〒700-0822
岡山市北区表町2丁目1番1号
TEL:(086)231-7111(代表)

岡山天満屋の公式HPはこちら

 

本日は岡山で作られている皮まで食べられる「もんげーバナナ」の記事を書いてみました。

ちょっと高いけど一回買って試してみるのもありかもしれませんね(*^^*)♪

スポンサーリンク