朝起きた時の「首の寝違え」は人間誰しも経験があると思いますが、「あ!」っと思った瞬間から直立不動な動きになってしまいますよね?笑
その辛い寝違えの原因なんですが、なんと寝相の悪さが原因ではないそうなんです!!
寝違えの原因が寝相の悪の悪さではないってどういう事?
福岡市にある「佐田整形外科病院」の佐田正二郎院長によると、寝相が悪いイメージはコロコロ寝返りを打つというイメージで、寝相がいいというのは寝返りを打たずに綺麗な姿勢で寝るというイメージがありますが、綺麗な姿勢で寝る事がいい事ではないそうなんです。
「長時間同じ姿勢をすると体って色々負担がかかってくるんですね。
例えば正座は長時間したらももがパンパンになったり足がしびれたりしますよね?
体に長時間一点に集中して圧がかかると血流が悪くなったり筋肉に負担がかかったり関節にストレスがかかって痛かったりしびれたり張ったりするわけですよね。
寝てる状態も大体7、8時間寝ますよね?
いい寝相でピシャっとまっすぐ8時間寝てたら筋肉にストレスがかかる、緊張がかかる、寝てる間に筋肉が休まらないですよね。首の後ろの筋肉が緊張した状態ですよね。支えないといけないから。
本来筋肉を休ませるために寝ているのに寝ている間に筋肉が働きどおしで朝起きたら筋肉が疲れている、これが寝違えなんです」
要するに、見た目が綺麗な寝相であっても長時間同じ姿勢だと筋肉に緊張が蓄積され、疲労・炎症の原因となります。
その状態から朝目覚めると首が回らない、違和感を感じる、動かすと激痛が走るといった寝違えの症状が出てしまう事があるそうです。
一見寝相が悪くても無意識に寝返りを打つ事で筋肉への負担やストレスを分散し、寝違え予防として効果的という事です。
枕が合っていれば寝違えない?
良い枕の特徴というのは、仰向けで寝た時に首の湾曲が正しく維持出来る枕です。
朝まで同じ状態でいると筋肉の緊張状態になります。
更に首に当たっている所が刺激になって痛みが出ることがあります。
枕の種類も、低反発とか高反発とか色々ありますが、必ずお休みになってみて形が保たれててもどこか一箇所当たりが強い所がある枕はNGとの事です。
良い枕は仰向けに寝れば湾曲がキープ出来ます。
横向きに寝返りしても肩の高さが合い、首が曲りません。
寝返りもしやすいし仰向けでも首の湾曲が保たれるのがいい枕です。
はまりっぱなしで動けない枕はNGです。
同じ姿勢で寝続けてしまう原因
・枕やマットレスが合っていない
・狭い場所で寝返りがうてない
・大量のアルコール摂取や疲れがたまって寝返りをうたないほど熟睡してしまう
無意識のうちに寝返りをしやすくなるには?
・睡眠時間を長くとる
・疲労を残さない
・泥酔したまま寝ない
寝相以外に考えられる寝違えの原因
・普段からの姿勢の悪さ
・精神的・肉体的ストレス
・肩こり
寝違えとぎっくり腰の共通点
寝違えとぎっくり腰の共通点は偶発ではなく疲労やストレスなどの蓄積です。
ぎっくり腰は重いものを持った瞬間など一撃のイメージがありますが、実は寝違えと同じで疲労の蓄積による事もあるそうです。
溜まりに溜まって最後の引き金がおじぎ動作だったりくしゃみ一つでドーンと噴火するとの事です。
寝違えの間違った対処法
・首や肩のマッサージを自分で行う
・痛みを我慢して首をストレッチする
・痛みのある部分を温める
寝違えの予防ストレッチ法
ストレッチは簡単で、肩を上げたり下げたり前や後ろに動かした後は前から後ろにグルグル回します。
このストレッチを毎晩寝る前に行う事で睡眠の質も上がるし、リラックスして疲労を解消して寝れば寝返りもしやすくなるそうですよ^^
私もぎっくり腰は何度も経験していますが、ほんとにちょっとした事でなるので何故だろうと思っていました。
疲労やストレスが溜まっていたんですね!
首の寝違えもよくあるので今夜から早速ストレッチをやってみようと思います(*^^*)