11月29日に横綱・日馬富士が福岡の太宰府天満宮で引退会見を行いましたね。
まずは伊勢ヶ濱親方の涙ながらのお詫びの挨拶から始まり、日馬富士の引退会見となりました。
結果的には世間を騒がせてしまいましたけど、日本をとても愛しているんだなという事が伝わってくる会見でした。
日馬富士が会見で語った内容とは?
日馬富士:この度貴ノ岩にケガを追わせた事に対し、本日をもって引退をさせていただきます。
国民の皆様、相撲協会の皆様、伊勢ヶ濱部屋の後援会の皆様、大変迷惑をかけた事を心から深くお詫び申し上げます。
取材陣:引退を決めて今どんなお気持ちですか?
日馬富士:ほんとに国民の皆様に対し、相撲協会、色々な方々に大変迷惑をかけて心から申し訳ないなと思っている所です。
取材陣:まだ警察の捜査が進んでる中で引退を決めたのはなぜ?
日馬富士:横綱としてやってはいけない事だと思い、場所中だったので本日ということになりました。
取材陣:引退を決めるまでにどのような事を考えて、いつ最終的に引退を決めたのですか?
日馬富士:この事が世間の皆様に知られて、あと親方に実際に話し、横綱の名前に傷付かぬよう責任をもちたいということを伝えました。
取材陣:引退を決めるまで横綱とはどんな話をしましたか?
伊勢ヶ濱親方:やった事実はあるわけですから横綱として責任をしっかり取らないといけないという話はしました。
取材陣:今回の引退に関して師匠としてはどういう風に受け止めていらっしゃいますか?
伊勢ヶ濱親方:さきほど言ったように、横綱という名前をですね、まぁ汚しちゃいけない、やっぱりそれはあってはいけない事なのでそういう意味ではほんとに私の指導不足もありますけど本人ももっと反省してですね、これからまた勉強しながらですね、社会貢献でもなんなり頑張っていければいいんじゃないかなと思っております。
取材陣:今回の暴行事件について言える範囲でいいので教えてください
日馬富士:先輩横綱として弟弟子が礼儀と規律がなってない時にそれを正し、なおし、教えてあげるのは先輩としての義務だと思ってます。弟弟子を想って叱った事が彼を傷つけ、そして大変世間を騒がし、相撲ファン、相撲協会、後援会の皆様に大変ご迷惑をかけることになってしまいました。
取材陣:過去にも不祥事がありましたけど今回なぜこのような事に?
日馬富士:今も言いましたが、弟弟子を想って僕が叱ったことが彼にとって礼儀をちゃんとして頑張っていけるんじゃないかなと思った上でいきすぎた事になってしまいました。
取材陣:ファンに対しては?
日馬富士:16才から日本にやってきて、親方女将さんの元で相撲そして人様に迷惑をかけぬよう人としてちゃんと生きる道を教えてもらいながら育ちました。相撲を通して縁があった方々、そして私を応援し支えてくれたファンのおかげさまで横綱になる事が出来ました。私は日本を愛してます。日本の国民も愛してます。ファンの皆様、心からお詫び申し上げて、そして心から感謝を申し上げたいです。
取材陣:横綱にとって相撲の世界はどんな所でしたか?
日馬富士:私は相撲を愛しています。大好きです。相撲取りは人としてそして相撲を通じて国民の皆様に感動と勇気、そして相撲を通じて一生懸命やっていく事を親方女将さんから学びながら相撲を通じて皆に希望を与える事、自分が出来る事をやっていきました。相撲はただ戦って強いだけではなく人々に感動・勇気そして希望を与えるのが相撲なのかなと思います。
取材陣:およそ17年間の相撲はどうでしたか?
日馬富士:相手があっての相撲なので、今まで戦ってきた方々にも感謝ですし、相撲を通じて縁があって出会った方々の支えの元で、親方の教えの元で、女将さんに支えて頂いて今まで来たので素晴らしい17年間でした。
取材陣:横綱とはどういうものですか?
日馬富士:横綱として皆の基本と見本になる、そして横綱の名前に傷が付かないように頑張りますと(横綱になった時に)言いました。一生懸命横綱として土俵に上がる、そしてお客さんに楽しんで頂ける相撲だけを考えて横綱としての責任を果たしました。
取材陣:どの相撲が一番思い出に残っていますか?
日馬富士:たくさんの思い出があります。この場を通じて一緒に戦ってきた力士の仲間たちにほんとに申し訳ないと伝えたいです。そして初土俵で優勝したことが、やっぱり初心を忘れちゃダメなのでその気持を忘れずに頑張っていました、
取材陣:親方から見て日馬富士の相撲人生はどうだったでしょうか?
伊勢ヶ濱親方:とにかく稽古稽古ですね。どこが痛いあそこが痛いと言っても弱音吐かずにですね、ずっと頑張り続けて今日まで来たんじゃないですかね。相撲を見てもらうことによってほんとに皆さんに喜んでもらえたんじゃないかなって思います。
取材陣:さきほどの師匠の涙を横綱はどう思いますか?
日馬富士:今から10年前に父親を亡くしてそして僕のお父さんであり、師匠であり、そして僕の憧れの師匠でもあり、いつも親方と女将さんに恩返ししたいなと、いい息子でいたいという気持ちが強かったです。最後に世間を騒がした事はほんとに親方に申し訳ないという気持ちでいっぱいです。これからも自分なりに恩返しして相撲の名前に傷つかないようちゃんとした生き方して恩返ししていいきたいなと思います。
取材陣:支えていこうという思いは?
日馬富士:相撲があっての私なので相撲で恩返ししていきたいという気持ちはありました。
取材陣:今後どのような人生を?
日馬富士:親方女将さんから17年間学んだ事を活かして人様に迷惑をかけないようにちゃんとした生き方をして頑張っていくつもりでいます。
ところどころ聞き取れませんでしたが、大体このような事を話していました。
日本をとても愛していて、親方と女将さんにとても感謝している事が伝わってきましたね。
世間を騒がせてしまったのはもう取り返しがつかないのでこれからは横綱の言うとおり人に迷惑をかけないようにして頑張っていって頂きたいですね!