イギリスロンドンタワーマンションで大規模な火事が発生しましたね。

多数の死傷者が出た未明のタワーマンション火災、なぜ被害が拡大したのか日本テレビ「ZIP」が独自に取材しました。

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火災発生時の様子は?

暗闇の中、火の手が上がるタワーマンションを炎はビル全体を包み込んでいました。

外からは放水が行われていましたが、勢いは止まらず室内は真っ赤に染まっています。

炎は時折大きくなり、火の粉が地面に降り注ぐ様子も確認出来ました。

火の手が建物全体に広がる中、窓から外を覗く人影が・・・

別の窓にはタオルのようなものを振って助けを求める姿もあり、建物の中には多くの住民が取り残されていました。

その後も勢いを失う事なく燃え続けた炎、夜が明けていくにつれ建物を覆う炎が増し、朝になると外壁のほとんどの部分が黒く焼け焦げていました。

警察などはこれまでに12人の死亡を確認していますが、死亡者数は更に増えるとみられています。

 

マンションが見えないくらいの炎が包み込む大規模な火災ですね。

この中に取り残されると思うとゾッとします。

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なぜ炎は燃え広がったのか?

火災が発生したのは現地時間6月14日午前1時ごろで、現場はイギリスロンドンの中心部でウィリアム王子とキャサリン妃が住むケンジントン宮殿からおよそ2キロ離れた24階建てで部屋数120戸のタワーマンションです。

築およそ43年の公営住居で移民も多く住んでいるそうです。

地元メディアによると、出火原因はまだ分かっていませんが、

冷蔵庫が爆発した

ガス爆発が起きた

との可能性も指摘しています。

更に、消防は前例のない早さで火が広まったとしています。

なぜ被害が拡大?日本人の被害者は?

高層マンション火災に詳しい専門家によると、

「防火区画が不備であってそこから横の住戸まで燃え広がってしまった。外に火が噴き出てますからこれによって上の階の窓から入って延焼した」

との理由で横だけではなく縦にも炎が広がったとの事です。

 

このタワーマンションは去年5月に改装工事を行い、防音などの効果がある外壁を取り付けていたそうです。

行方不明者もいて被害の全容が見えない大規模火災ですが、住人からは「警報装置が作動しなかった」との証言があり、問題点の検証を求める声が上がっています。

 

今回のタワマン火災で日本人の被害者が出たとの情報は入っていませんが、身近じゃなくてもこういうニュースは怖いですね。

後から「防火区画が不備でした」と言われてもこちらとしては防ぎようがないし、どうする事も出来ませんよね。

あれだけマンション全体を包む炎を見たのは初めてのような気がします。

もっと防火管理を万全にして欲しいものですね。

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