こんにちは。
広島最大の広島中央警察署の金庫から8572万円もの大金がなくなりましたね!
現金の入った金庫は会計課の部屋の中に置いてあったという事です。
誰が?どうやって?
金庫は1階会計課にありますが、警察官のいる中誰がどうやって持ち出したのでしょうか?
真相に迫るため、警察署に出入りする地元テレビ局記者に日本テレビ「スッキリ」が取材した所、
「そもそも金庫がある会計課の部屋に一般人が入る事は不可能です。会計課の金庫の鍵の保管責任者は会計課長です」
更に警察の事情に詳しい元警視庁捜査一課理事官は、
「外部の犯行というのは考えにくいですね。(犯行は)勤務体制が手薄な夜間に行われたんじゃないかなと思います」
盗難が発覚したのが5月8日(月)午後8時頃でした。
盗まれた8572万円は今年2月に摘発し、生前贈与をかたる詐欺事件の証拠品として金庫に保管していましたが、会計課の署員がなくなっていることに気付いたという事です。
鍵のついた金庫ですが、
・発見時施錠がされていたか
・保管状況について
・警察内防犯カメラの有無
は明らかにしていないようです。
現場の広島中央警察署は広島駅から約1キロの場所にあります。
周辺には県庁や銀行、病院がある中心部で、しかも県警本部が隣接しています。
広島中央警察署は地上5階地下1階建てで約360人の警察官が勤務しています。
現金8572万円の量と重さは?
日本銀行によると、一万円札は一枚重さ約1グラムだそうなので8572万円はおよそ8.6キログラムとなります。
長さ40センチの紙袋に収まり、片手で持ち運べるような重さとサイズです。
バッグなどに入れれば怪しまれずに警察を出られる可能性もあるとの事です。
警察署内の盗難と言えば、証拠品の盗難車が盗まれたり現金数万円を署員が盗んだりといった事件があったものの今回は8572万円という前代未聞の事件になったようです。
いつ盗まれたのか?
広島テレビ報道部記者は、
「広島中央警察署ではその担当する課の責任者が月に一回は金庫を点検しているのですが、今回は業務上何の点検かわからないですが、会計課の職員が金庫を確認した所なくなっていることが発覚したということです」
金庫は4月上旬に点検したということですので約一ヶ月の間に犯行が行われた可能性が高いそうです。。
外部からの侵入は?
会計課は一般に人とのやりとりはカウンター越しにはあるものの、一般の方が金庫の部屋に入ることはありません。
つまり、部屋の構造的に金庫の部屋には外部からの侵入は考えにくいそうです。
金庫内に8572万円があることを知っていた人物は?
元警視庁捜査一課理事官は、
「どこに保管するかというのは全国的に会計課、もしくは会計係の金庫の中に保管をしなさいという風になっています。会計課の金庫の中に保管をしているというのは担当の係の方は知っています。それから刑事課の方が証拠品や現金が会計課の金庫に保管されているということは十分知っています。そういうシステムは警察署内では決まりきった事ですから大部分の方が知っていると思います」
金庫内に現金があるのを知る人は署内に多く、数人まではしぼれないと言います。
広島テレビの方は、
「警察署員が証拠品を確認したくても勝手に開ける事は出来ません。会計課に開ける目的を言って許可をもらったもとで開けることができます。会計課の金庫の鍵の保管責任者は会計課長です。基本的にはその管理は課長になっているのですが、必ず課長の立会が必要かってなるとそこは会計課員ならできるのではないかなと思います」
金庫の鍵はどのように保管?
元警視庁捜査一課理事官は、
「一般的に原則的には個人(会計課長)が持っているもので、鍵は自宅まで持ち帰る場合が多いです。例えば保管者が自分で保管をしないで会計課の中の事務所の中の机の中に置いておいた場合においては誰でも手に入る場合がありますね。(犯行は)夜間にできるような人間しかいない」
警察は警察内部の犯行も視野に入れて周辺の防犯カメラを調べたり、署員から話を聞いたりして調べを進めているとのことです。
それにしても8572万円なんて大金がよく忽然と消えましたね!
やっぱり可能性としては内部の犯行でしょうか?
金庫の周りには防犯カメラも付いてるような気がしますが、まさか盗まれるなんて思いもしないので金庫に元々鍵がかかってなかったという可能性もありますよね?
今回は被害者は広島県警本部なので被害届は通常こういうケースでは出さないそうなんですが、もし見つからない場合は広島県が賠償する事になるそうです。
県が負担をするとはひどい話ですね。
早く犯人捕まって欲しいですよね・・・